Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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人間革命
「闇は暁を求めて」ルネ・ユイグ(池田大作全集第5巻)
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私は、戸田会長の呼びかけによってめざめた人びとの歩んだ軌跡、創価学会の歴史自体が人間革命の潮流であるとの視点から、創価学会の歴史を小説として著し『人間革命』と名づけました。しかし、創価学会という一つの組織の中での人びとの歩みだけが人間革命の実証例ではありません。あらゆる世界の、あらゆる分野で、人間は自己の人間革命をめざすべきであり、利己的な生き方から利他的な生き方への転換、なによりも自己の本能的欲望や感覚的喜びのとりこになっている状態から、主体的に自己変革に取り組んでいこうとする姿勢に立つこと自体が、私は、現代の苦悩をもたらしている原因を根源的に打破する鍵であると信じています。
そして、それは、たんに現代の危機の打開の道であるというにとどまらず、人間が真実に人間としての存在理由を確固たるものにする道であると考えるのです。
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ユイグ
しかし、人間が自己の変革、その内面的な更生に取り組めるようになるためには、その原理や形態について学ばなければならないという問題が残っていますし、さらに、社会の平和が保障される必要がありましょう。ところが、現代世界を見ると、たんに資本主義社会とマルクス主義社会のあいだばかりでなく、ソ連と中国のようにマルクス主義国家同士のあいだで、戦争の脅威が見うけられます。
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