Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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死の恐怖とどう戦うか
「社会と宗教」ブライアン・ウィルソン(池田大作全集第6巻)
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ウィルソン
おっしゃる通り、充実した信仰生活は充実した死を可能にします。私はさらに敷衍して、こう言うことができると思います。それは――もちろん私は、だからといって宗教的信仰が臨終の者に対して(また、同様に遺族に対しても)しばしば与える利益を過小評価する気は毛頭ありませんが――たとえ特定の宗教的信仰によってもたらされたものであろうとなかろうと、高潔さとまじめな目的観を抱いて一生を送るならば、暮らし向きにおいて長い間の困窮を経てきた人であっても、威厳と満足をもって死ぬことができるのではないかということです。
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(注1)キューブラー・ロス(エリザベス)女史(一九二六年―)
スイス生まれ。チューリヒ大学に学び、一九五七年学位(医学博士)を取得。元シカゴ大学精神医学部教授。死の問題の世界的権威。世界各地に講演旅行をして、死に対するいわれなき偏見と恐怖を取り除こうと努力している。著書に『死ぬ瞬間』『続・死ぬ瞬間』『死ぬ瞬間の対話』(いずれも川口正吉訳、読売新聞社)等がある。
(注2)不可知論者
認識は経験的事実のみに限られ、事物の本質や実在の真の姿は認識できないとする哲学者。英国のスペンサーがその代表。
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