Nichiren・Ikeda
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地涌の団結
(第15回)
2009.5.20 「御書と師弟」
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7 大聖人は仰せです。
「自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る」──「自他彼此の心」とは、自分と他人を差別し、対立させる心です。
その対極にある「水魚の思」とは、水と魚のように、一体となって仲良く進む同志愛です。『三国志』に綴られる諸葛亮孔明と劉備玄徳の絆(水魚の交わり)に由来するものであります。
『三国志』は、志を同じくする英雄たちの団結の劇です。
あの水滸会で学んだ折にも、戸田先生は、有名な桃園の契りで結ばれた劉備・関羽・張飛の団結について語ってくださいました。
「三人が共によく互いの短所を知って、補いあっていけたから、団結できたのだ」
「どれが短所か、また長所は何か、を知っていくことが、互いに相手の人物を理解する基本となるものだ」と。
まして、師弟の魂を根幹とした私たちの「信心の団結」は、最強無敵であります。
人類は、平和と幸福を開く共生の哲学を渇望している。その悲願を担い、地球文明の未来を照らしゆく太陽が、日蓮仏法です。我らSGIの大連帯です。
アメリカの仏教研究家ストランド氏は、こう賞讃されております。
「SGIは、強力な組織を持ちながら、そこに属する会員は、個人の高いレベルで自身の力を発揮しています。組織が人々を型にはめると、組織は発展しません。しかし、枠を取り払ってしまうと組織は分解してしまいます。その点、創価学会の組織は、絶妙なバランスをもって運営されていると思います」
世界は正しく見ています。
戸田先生は叫ばれました。「地涌の菩薩の皆さん、やろうではないか!」と。
我らは地涌の菩薩なり! 我らは人類の希望なり! この大いなる確信に燃え、「栄光の団結」で勝ちまくって、創価の道を切り開いていきましょう!
君もまた
永遠の同志と
仰がんや
共に共にと
和合の力で