Nichiren・Ikeda
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山梨県記念支部長会
永遠の幸の旅路を
1985.3.11 「広布と人生を語る」第7巻
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9 きょうは昭和三十年の歴史的な「小樽問答」から、ちょうど三十周年の佳節を刻む日である。あの問答も雪の降る日に行われた。また三十年目のきょうも、東京をはじめ各地で雪化粧の風景が見られた。ここへ来る車中でも深い感慨を覚えたものである。
小問答は、仏法正義を証明し、正法を永遠に発展させてゆくために行った正義の法戦であり、勝利のために、当時、懸命に奔走した多くの同志に、心から感謝の意を表したい。
当時活躍したのは、ほとんどが若き青年部のメンバーであった。私も二十七歳だった。講師として立った小平さんも辻さんも三十代であった。すべて青年が、戸田先生のもとに、全権を担って戦いを進めたのである。青年部の諸君は、この方程式を再び確認して、進んでいっていただきたいものである。
10 また小樽問答は、僧俗和合の麗しき歴史をきざんだ広布の法戦であったことも、ここで申し上げておきたい。
ありがたくも、総本山第六十四世日昇上人猊下があたたかく見守ってくださった。また、のちの日達上人猊下であられる当時の細井庶務部長も、会場で私どもといっしょに参加してくださったのである。
この僧俗和合の大原則を、永遠に変わることなく堅持しながら、私どもは創立六十周年をめざして、力強く前進してまいりたい。