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日蓮大聖人・池田大作

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いまこそ順縁広布の時 第8回男子部総会

1959.12.6 「会長講演集」第4巻

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5  ただいは原島先生から、議会のなかのいろいろな御活躍の話をうけたまわりました。いま日本にとって、また私ども青年にとって、ひとつの関心事は安保問題でございます。そのことについて、ひとつの基本線だけを決めておいたほうがいいのではないかと思うのです。
 それは安保改定に賛成するか、反対するか、別に御書には書いてないのです。賛成といっても、学会のなかから批判がでるでしょう。反対といっても学会のなかから批判が出ます。いずれにしても、批判が出ることはとうぜんです。なぜならば、ある人は共産党から、共産党で救われないで、日蓮正宗創価学会にはいった人もおります。それから社会党の系統ではいってきている人もおります。自民党思想をもって学会にはいってきている人もおります。教職員組合、または労働組合というふうに、あらゆる角度からはいってきている。学会内がカクテルみたいです。
 自民党支持、社会党支持、または共産党支持という選挙民の支持層というものは明白でありますが、学会はそれらが、救えないものがはいってきているのですから、いろいろ角度がございます。したがって、いろいろな角度でおのおのの職場、境遇、または立場で、先入観念なり、考え方、政治観があります。自由にして目下のところけっこうです。参議院というのは、ひとつの議題を、厳正公平の立場で、どういうふうに国家百年の大計から決めるかというのが参議院の本質です。従って、学会としては、こうしろ、ああしろということは、皆さん方の自由に任せておきます。ただ安保改定よりも、それよりか、もっと本源的に大事なことは、邪宗改定であると叫んでおきたいのです。
 そうして、いまの政界の政治家は、信頼できる政治家は少ないのです。しかし、大聖人様の御書にいわく『法妙なるが故に人貴し
 学会選出の議員方は、大御本尊様のお使いとして、皆さん方の期待にそうべく、日夜真剣に、安保問題そのほかの政策に対して、国家百年の大計のうえから研究を加えておられます。したがって、その問題に対しては、私どもは、全学連選出の議員方に、全幅の信頼をもって任せていこうではございませんか。
6  また、さきほども、ちょっとお話がでましたが、宗教法人の問題でございます。
 いろいろ監視をしておられますが、なんだかという、もと大臣級の人が中心になって、そうして、天理教、神道、本願寺等、あらゆるキリスト教等、あらゆる邪宗教の坊主や牧師を集めて、ひそかに、いろいろな研究をしているらしいのです。いろいろな、われわれは憶測ができますが、そんなことは驚きはしませんが、どういうふうに、やはり神道を復活しようとしているのか、学会は締め出しをくおうとしているのか、陰険きわまりない動きがみえている。
 宗教のことだったら、天理教や、本願寺や牧師なんかにきかないで、日蓮正宗創価学会に聞くのがいちばんわかりやすいと思うのですがね、私は。どうもわけがわからないほうで聴聞して、真の宗教を知ろうともしない、民衆の声をまじめにきかないなどという政治家は不届きです。
7  過去の歴史をみても、正法を迫害し、正法を誹謗し、正法をなきものにしようと動いた政治家や指導者というものは、悲惨きわまりない最期を遂げております。もしか、そんなことをやっていくような政治家がおったとするならば、あらゆる方法を講じて、代議士にさせないようにたたき落としていこうではありませんか。
 それから、もしや、そんなおかしい動きが出てきたならば、いま国会議事堂のほうへはデモをするとまずいから。なんだかというブルドッグみたいな書記長が先頭になって、全学連が行ったというのです。今度は、宗教法人の問題は文部省です。
 国会議事堂はうるさいから行かないようにして。なんだかというブルドッグはメガネをかけているそうだから、青年部長もメガネをかけているから、こっちのほうの青年部長のほうが好男子だから、われわれも行くけれども、青年部長を真っ先にして、全学連ではなくて男子青年部をいちばん先頭に立てて、何十万の学会人が文部省へ押し寄せて、学会の正しいことを主張しようではないか。
 どうか、さきほど吉田主任参謀からも話がありましたが、前進の年にふさわしく、皆さん方の幸福にためにも、一家の確立のためにも、邪宗撲滅のためにも、部隊の発展のためにも、そしてまた、広宣流布のために前進という合言葉をもって、勇ましく来年も戦われんことを切望して講演といたします。(当時、総務)

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