Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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フィリピンの心 寛容の大地に開く友情の花

1998.2.15 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

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4  二十一世紀を「平和の世紀」とするためには、「寛容」の精神に立つことが不可欠である。
 しかし、「妥協」と「寛容」とは異なる。
 「妥協」は、保身と利害と精神の脆弱さの産物にすぎない。その帰結は、悪の容認であり、堕落である。
 だが、「寛容」は、善悪を見極める鋭い洞察眼に裏打ちされた、強き信念の所産である。また、苦難のなかで磨き培われた、まことの人間性の輝きであり、その光が友情を育む。
 広宣流布の大信念に生きるわれらの胸には、悠々たる寛容の大地が広がる。ゆえに、創価の友のいくところ、笑顔と対話の友情の花が咲き薫る。
 フィリピンの友の友情と未来を称えるかのように、国花のサンパギタ(マツリカ)の白い花が、太陽に微笑んでいた。

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