Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第9回本部幹部会 第九回本部幹部会

1997.3.5 スピーチ(1996.6〜)(池田大作全集第87巻)

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25  迫害者は必ず後悔する
 最後に有名な「如説修行抄」の一節を拝したい。
 「哀なるかな今・日本国の万民・日蓮並びに弟子檀那等が三類の強敵に責められ大苦に値うを見て悦んで笑ふとも昨日は人の上・今日は身の上なれば日蓮並びに弟子・檀那共に霜露の命の日影を待つ計りぞかし
 ――哀れなことだ。今、日本国の民衆は、日蓮と弟子檀那等が三類の強敵に責められ、大苦にあっているのを見て、喜んで笑っているが、『きのうは人の上、きょうはわが身の上』であるので、日蓮と弟子檀那等が受けている、この苦しみも、霜や露が朝日に当たって消えてしまうように、わずかの間の辛抱である――。
 「只今仏果に叶いて寂光の本土に居住して自受法楽せん時、汝等が阿鼻大城の底に沈みて大苦に値わん時我等何計いかばかり無慚と思はんずらん、汝等何計いかばかりうらやましく思はんずらん
 ――私たちが、ほどなく仏果を得て寂光の本土に住み、『自受法楽』すなわち『みずから法楽を受ける』境涯を楽しむ時に、あなた方(今まで笑ってきた人々)は阿鼻地獄の底に沈んで大苦にあうのである。その時、私たちは、その姿を見て、どんなにかわいそうに思うことであろう。また、あなた方は私たちを見て、どんなにうらやましく思うことであろう――。
 ″迫害者は必ず後悔する。「しまった」と思う″と、仰せなのである。
 「一期を過ぐる事程も無ければいかに強敵重なるとも・ゆめゆめ退する心なかれ恐るる心なかれ
 ――一生は、束の間に過ぎてしまう。だから、いかに三類の強敵が重なろうとも、ゆめゆめ退する心があってはならない。恐れる心があってはならない――。
 この御本仏の教えを確認して、記念のスピーチを結びたい。長時間ありがとう。
 サンキュー・ソー・マッチ。全国の皆さまの健闘に心から感謝します!

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