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日蓮大聖人・池田大作

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第87回本部幹部会 勇躍、広布へ進もう

1967.4.30 「池田大作全集」第3巻

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1  この七年間、おかげさまで立派に広宣流布の、大きい勝利の足跡を残すことができ、感謝にたえません。(拍手)
 この七年間、皆さん方はよく戦ってこられました。私のことをずいぶん賞嘆してくれますが、私にはそんな力はありません。私も真剣に戦いましたが、あくまで皆さん方幹部の功績であり、心からお礼を申し上げたい。(拍手)
 私は名もないノリ屋の息子です。また地位も名誉もなに一つない裸一貫の人間です。その私が偉大な御本尊の光明に照らされて、これだけ多数の方々に尊敬され、信頼されるなどということは、世界一の幸福者です。うぬぼれているわけではありません。むしろ申しわけないかぎりであり、皆さん方の期待にいよいよ応えなくてはいけないという気持ちでおります。私どもは、共に日蓮大聖人の弟子であり、家来であり、子供です。末法万年の救世主である大聖人のご聖訓を虚妄にしないために、次の七年間も、再び私と一緒に進んでいただきたいと思います。(拍手)
2  今度の選挙は、よく戦いました。九六パーセントにおよぶ当選率を示したことは、本当にたいしたものです。特にうれしいことは、地方の選挙において大勝利を得たことであります。いままでは学会の伝統として、在京が中心となって、全国を指導し、リードしてきました。ところが今回は、特に地方が大きく成長して、各地で大躍進を示した。これまで地方の人は、いろいろな面での道を歩んできましたが、その労が報いられ、大きく伸びたことは、新時代の到来を告げるものであると思います。(拍手)ここでいえることは、結局、学会は、全体の人々の力で発展しているということです。一部分の幹部の力や企画ではない。私一人の力でもない。また、そうあってはならないと思う。学会の指導は、いままでも、このような大構想でまいりましたし、これからもさらにその意義を徹底して、私は遠近の差別なく指導してまいりますから安心してください。(拍手)
 皆さん方を代表して五月中旬から、ハワイの寺院の入仏式、ならびにエチワンダの新寺院の入仏式に猊下をご案内して行ってまいります。また、パリの会館の入仏式にも行ってまいります。(拍手)いま正本堂建立を目指して、いろいろと構想を練っており、また計画を立てております。しかし結局は、これまでの選挙や、その他の様相からみましても、発展していく活動の根本は折伏以外にありません。だからといって悲壮感で折伏する時代ではありません。すでに学会は、日本の人口の一割の基盤があるのですから、笑みをたたえつつ、楽しく、礼儀正しく、誠実に、親切に、一歩一歩、着実な折伏の駒を進めていきたいと思います。折伏こそ豊かな妙法の土壌をつくる源泉であり、いまの折伏活動が、将来必ず千倍万倍の実果をもたらすことは間違いありません。
3  したがって、五月は折伏を実践しておきたいと思います。折伏を行なえば、色心ともに歓喜もわき楽しい。目標としては、班一世帯とさせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。(拍手)六月は教学の試験がありますから、指導の月といたします。次に、七月と八月には、同じく班一世帯ぐらいの折伏を行ない、九月は若干の人事の変更を行なって新体制を整えるので指導の月。続いて十月、十一月は折伏の月にして、十二月はゆっくりするために指導の月にします。こういう一年間の構想が、昨日の本部長会ならびに理事会で決定をみております。(拍手)ともあれ、伸びのびと団結して臨み、たしかに創価学会があらゆる面で、一歩前進したといえる証拠だけは、つくってまいろうではありませんか。(拍手)
 会長就任満七年を迎えまして、皆さん方一人一人が、またご一家が大功徳をうけたか、うけなかったかが心配でありますのでお聞きしますが、功徳をうけましたか。(拍手)それで安心しました。なお、地区部長、班長、組員の方々に「本当にありがとうございました」と、会合当の折、必ずご伝言くださるよう、お願いいたします。いまゴールデン・ウイークが始まっておりますが、どうか、十分に休養をとってください。幹部は多少、次の前進のための準備があるかもしれませんが、五日ぐらいまでは七周年記念のお祭りとして、ゆっくり休養をとってください。
 そして満を持し“前三後一”の原理にしたがって、さらに新たな目標に向かって、力強く前進してまいりましょう。すなわち、獅子は三歩進んで一歩下がり、構えるといわれています。学会も、一年間の戦いのリズムを前三後一で進めていきます。いま七年間の終わりにさいしても、一歩下がって力をたくわえ、満を持して次の七年に、師子王の姿で進んでいくのが、正しいのではないかと思うしだいです。この数日間、どうか思う存分、ご家族でだんらんしていただきたいことをお願い申し上げて、私の話とさせていただきます。(拍手)

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