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日蓮大聖人・池田大作

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関西女子学生大会 青春と学問と信仰と

1983.9.23 「広布と人生を語る」第5巻

前後
1  ”若さ””青春”は未来性に満ちている。すべてが未来へと生きゆく炎のごとき生命である。これほど強く、永遠の輝きをもったものはない。青春のすばらしさや、なにが最高の青春であるかは、人生経験も浅く、現実生活の不満や矛盾に悩む青春時代には、理解できないかもしれない。しかし、”生死”の問題を究明し、宿命打開の道を歩みゆく、妙法の青春にこそ、ほんとうの意味での最高の青春があることを知ってほしい。
2  科学の発展やさまざまな学問の分野で研究が進められ、未知なる世界は切り開かれてきたものの、人生の最大の課題である”生死の問題”への根本的解決も、”人生いかに生きるべきか”の確実な方途も、見いだしえていないのが実情である。
 また、有名や美名の人生は、華やかさはあっても、結局は”惑い”である。妙法に生命を燃焼させ、三世十方の仏・菩薩の加護を受けながら、人生を生きていけることこそ、無上道の人生なのである。ゆえに、女子部学生局のメンバーとして青春を生きゆくことは、最高の誇りであると確信していただきたい。誇りをもてる人生は幸せである。また、みずからの信念の道に誇りをもつことは、信仰者としての襟度である。
 どうか、「私は学会の女子部員です」と胸を張り、誇りも高く進んでいただきたい。その深き決定の一念が、因果の理法で、みずからの境涯を深め、福運をつけ、すばらしき成長と進歩の自分を築いていけるのである。
 少々の反対や非難があったとしても、自身が信ずる道を、自分らしく、勇気をもって進んでいただきたい。
3  自分を磨き、知識を広め、社会での資格や実力をつけるためには、学問も大事である。しかし、学問が直ちに幸せに結びつくものではない。学問を使いこなして、幸福を築き、推進していってこそ、大きな意味をもつのである。
 人生には、人生の伴侶や子供のさまざまな問題、さらに不慮の事故や不治の病など、思いもよらぬ宿命の風雪があるものである。この宿命を打開しゆく力をもてないところに人生の悲劇があり、その悲劇の連続がこれまでの歴史であったといえる。
 そうした現実のなかにあって、”幸福とは何か”との課題に挑戦し、それを具現化していくのが、日蓮正宗の仏法であり、また創価学会の実践活動である。青春時代から、宿命を転換し、福運をつみ、学問をいかしながら、人生を謳歌していけることほど幸せはない。これほど、価値ある青春はない、といっておきたい。
 どうか皆さん方は、妙法の友の連帯の輪をさらに広げつつ、未来の人生の栄光のために、勇気と誇りある信心を貫いていってほしいものである。

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