Nichiren・Ikeda
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「人間革命の歌」を歌いつつ
寄稿
1977.1.1 「広布第二章の指針」第9巻
前後
1 君も立て我も立つ
広布の天地に一人立て
正義と勇気の旗高く旗高く
創価桜の道ひらけ
2 わが同志がうたう「人間革命の歌」――この歌を私は、広布の大道を征く創価地涌の同志のためにつくった。
私のための歌であり、皆さんのための歌である。不二の同志なればとうぜんに生命の無線のつながる歌である。
「広布の便り」を運ぶ皆さんの偉大にして尊き使命は、まさしく”広布の天使”である。早朝の霜を踏みわける快い響音とともに配達される聖教新聞。きょうもまた、皆さんの健脚によって、幾百の人間が立ち、確信ある一日の回転を始めていることであろう。
だが、この重大な使命を担う皆さんの日常は、けっして平坦なものでないことを、私はよく知っている。
一刻も早く届けようと、懸命に努力し、工夫する同志、風雨に新聞を濡らすまいと、身体を盾にして新聞をかばう姿――私は、そうした皆さんの健気な姿を思うとき、あなたこそ「人間革命の歌」の実践者である、と最大の賛辞と感謝の念をもって、讃えたいのだ。また、一人ひとりのあなたたちを抱きしめてあげたい。
「十八円満抄」にいわく「言を以て之を伝うる時は行証共に教と成り」と。
聖教新聞は広宣流布の機関紙である。
その仏界の言論は、地涌の菩薩の行証を伝える末法広布の「教」である。ゆえに皆さんの行動は、そのまま幾百の人への、この尊い「教」の流通となっていることを忘れまい。
本年もまた、私は全国の同志の激励に駆け回る。皆さんも、皆さんの大地を、朝日とともに堅実に回ってくれたまえ。
厳寒の日も、風雨の朝も、人間王者のごとく、「人間革命の歌」を誇らかに歌いつつ――。