Nichiren・Ikeda
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九州に第二期迎う
九州本部落成入仏式
1965.1.16 「会長講演集」第12巻
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1 たいへんおめでとうございます。(拍手)本日は、九州本部の落成入仏式に、ご遠方のところそして、ご多繁のおり、わざわざご導師をたまわりましてた御法主上人猊下に、九州の同志全員を代表しまして、私から厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
さきほど、和泉総合本部長からも話がありましたが、九州に広宣流布の第一歩を刻んだのは昭和二十八年。そして戸田先生が第一線に立って、基礎をつくられた。
そのつぎに、石田副理事長が、先生のもとで悪戦苦闘して、つぎの今日への基礎をつくった。
九州本部においては、だいたい昭和三十年ごろが、ほぼ基礎ができあがった年であると感じます。以来十年、小さいながらも実質的な新本部の建設をみることができました。この本部を中心に、各県にはほとんど会館も完備できました。私はお願いしたい。いままでの十年間を九州の第一期の年と考えていただきたい。きょうより、すなわち昭和四十年度より、昭和五十年度をめざして、これを第二期の九州の年としていただきたいのです(拍手)
いままでは、九州はたいへんな戦いであったが、連勝連勝でありました。これからも、この十年間、幹部の方々は全員が九州の有名人、かつは日本の実力者に育ちきっていただきたい。これが私のお願いであります。しっかりお願いします。(拍手)
2 なお、王仏冥合のためといっても、ぜんぶわが身の幸福のためと感じて、信心修行していただきたい。広宣流布といい、教学といい、または同志の指導といい、学会活動といい、ぜんぶが自分自身の幸福のためであっていただきたい。けっして犠牲になってはなりません。なる必要もりません。
日蓮大聖人の仏法は道理であります。だれびとたりとも納得できるものです。全員が個人の幸福を築き、家庭の繁栄ができないわけはない。それが即社会の繁栄、民衆の幸福につながっていく法理であります。
からだを大事にして、長生きして、そして、福運に満ちみち、楽しみながら、妙法のご奉公をしていただきたい。絶対にむりをしてはいけない。事故を起こしてはいけない。非常識もあってはいけません。いつもリズム正しく、隣近所の人からも慕われ、好かれるような学会人になっていただきたい。(拍手)
九州は、とかくいままでは事故が多いほうであった。御本尊様も嘆きます。私も皆さん方の会長として、いちばん悲しいことであります。そうであってはならない。そうでないための信心であります。どうか心を合わせて、和気あいあいと、幹部も後輩も手を結び合って、楽しい明るい、そして美しい友情をもって、なんの隔たりもなく、守り合って進んでいっていただきたい。
こんご十年間の九州の発展、皆さん方の幸福を心から祈って、私のあいさつといたします。(大拍手)