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日蓮大聖人・池田大作

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新時代の指導者に成長 第44回本部幹部会

1963.12.22 「会長講演集」第10巻

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1  この一年間、原島理事長をはじめ、副理事長、そして幹部の皆さん方が獅子奮迅の戦いをしてくだされ、大勝利に終わることができえましたことに対し、心より感謝申し上げます。ご苦労さまでございました。(拍手)
 来年度も王仏冥合完遂のために、そしてまた、おのおの日蓮大聖人様の弟子として、今世の使命達成のために、私どもは鉄の団結をもって、来年度も、りっばに大勝利の一年を飾ろうではありませんか。(拍手)
 恩師は「人材の城を築け」とご遺命なされました。いずれの社会にあっても、団体にあっても、この方程式は同じであります。広宣流布達成のために、どうしても巨大になったこの学会においても、とくにそのことについては、重要であると心を痛めております。皆さん方幹部は、信心強盛に、そしてまたしっかり勉強もしていただきたい。何百万、いや一千万以上の後輩が、私どものあとにつづいております。私どものいかんによって、後輩の成長も決定されます。私どもが団結し、成長し、そして全学全人を幸福に導き、ともに全日本民衆を救いきっていこうではありませんか。(拍手)
 私は昭和三十六年に、戸田先生の歌を班長、班担当員さんに差し上げました。ひじょうにへタな字で、恥を残してしまったようなしだいでございますが、その班長、班担当員さんが、地区部長、地区担当員になったことを記念しまして、自分の署名をさせていただきました。それは、ぜんぶが地区部長、地区担当員になれるわけはございませんが、相当数の人に、その署名をするようになりまして、ずいぶん成長してきた、学会にはぐんぐん人材ができあがっていると、心ひそかに喜んでおりました。
 また青年部の十万人結集のときに、会員の署名がとってあります。そのなかから、この一、二年をみまして、ぞくぞくと幹部に登用されております。本年のことを考え、夏季講習会のときに、やはり幹部の署名をしましたが、たった三か月か四か月のあいだに、相当数の人が、ある人は大幹部に、ある人は地区部長、地区担当員になられたことを拝見しまして、この調子でいくならば、これを忘れないで、どこまでもこの調子で前進しきっていくならば、創価学会は万々歳である、このように思っております。
 いままででなくして、これから三年先、七年先、十年、二十年先まで、決意と自覚と成長とを忘れないで、がんばっていこうではありませんか。(拍手)
2  新しい時代が刻々とやってきている、心ある人はこれを痛感していると思います。また、まじめな人は、そういう時代を願っております。反対にふまじめな人は、新しい時代が刻々と築かれていることに気がついておりません。
 新しい時代を築くのは、新しい指導者によらなくてはなりません。新しい指導者とは、いまだかつてない大哲学をひっさげて、社会にはいって戦っていける指導者であります。すなわち三大秘法の大御本尊様を受持しきって社会に貢献しきっていける人、社会革命、政治革命文化革命を成し遂げていく人であると私は信じます。すなわち、わが創価学会の幹部こそが、新しい指導者であり、新しい時代を築いている先駆者であるという名誉と襟度とをもって、前進しきっていっていただきたいのであります。(拍手)
 来年も、どうか大御本尊様をだきしめて、自信と勇気とをもち、そして希望に燃えて、有意義な一年間を送りきろうではありませんか。(拍手)
 よいお正月をお迎えになられんことを心からお祈り申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。ご苦労さまでございました。(拍手)
 きょう会場に見えなかった同志の方々に、「一年間たいへんにご苦労さまでございました」ということを、皆さん方から、なにかの会合があったときにお伝えになってください。よろしくとお伝えになってください。(拍手)

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