Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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二、自己の内なる革命
「21世紀への警鐘」アウレリオ・ペッチェイ(池田大作全集第4巻)
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池田
仏法では、あなたがいみじくも指摘された「たんなる福祉志向の生物有機体」の状態にとどまっていることを“六道輪廻”と定義しています。つまり、物質的・環境的条件の充足による幸福にとらわれているかぎり、そこには真実の幸福はないというのです。そして、この事実を見抜き、人間としての内的な潜在力を開発し、宇宙万物の奥底にある永遠の法との交流・融合を求める生き方を、“四聖”として示しています。
四聖とは、仏陀などの先覚者の教えによって永遠の真理に迫ろうとする道(声聞)、自然現象の観察と思索によって真理を得ようとする道(縁覚)、そして、一方で自身の悟りを求めるとともに、他者への貢献に生きようとする道(菩薩)と、永遠の真理を自身の内に究め、万物への無限の慈悲をたたえている仏陀の境涯をいいます。
私は、仏教が“四聖”として示したものが、いまあなたが挙げられた「人間革命」の理想と、その本質において見事に合致していることを指摘しておきたいと思います。
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