Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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小説「人間革命」3-4巻 (池田大作全集第145巻)
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同じ時刻に、森ケ崎の海岸近い家で、山本伸一は日記帳を開いていた。
年が明けると、戸田の膝下で働く毎日が来る。彼は、異様なおののきを覚えながら、書き始めた。
昭和二十三年――。
吾れ二十歳、今、正に過ぎゆかんとす。
苦悩の一年。敢闘の一年。
求道の一年。曙光への第一歩の一年なり。
祖国日本の荒浪よ。世界の大動乱よ。
師と共に大白法を持し、勇敢にいどむのみ。
永劫の平和のため、
大聖人の至上命令により、
宗教革命に、この生命を捧げるのみ。
蛍の光、窓の雪……。
過去のすべてよ、さらば。
新たなる、妙法広布の鐘がなる。
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