Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

中部代表者勤行会 新世紀は目前、青年よ大成長を!

1997.5.27 スピーチ(1997.5〜)(池田大作全集第88巻)

前後
12  マンデラ大統領は叫んだ――不正を抗議せよ
 中部の青年部も立ち上がった。社会に「人権ルネサンス」をもたらすために。
 「人権の闘士」は、神々しい。正義なるがゆえに迫害を受けながら、忍耐強く戦いぬいていく――その姿が荘厳な輝きを放っている。
 私の敬愛する友人である南アフリカのマンデラ大統領が、まさしくそうである。(名誉会長はマンデラ大統領と、これまで二度〈九〇年十月、九五年七月〉の語らい。マンデラ大統領が総長を務めるノース大学から、名誉教育学博士号も受章している)
 先日も、アメリカの識者が、「今、アメリカの若者の心を最もつかんでいる指導者は、マンデラ大統領です」と強調されていた。それはなぜか。
 その識者によれば、マンデラ大統領の闘争が、ニュー・ピース(新しき平和)、ニュー・フリーダム(新しき自由)、ニュー・ソサエティー(新しき社会)、ニュー・フューチャー(新しき未来)という人類の希望を象徴しているからである。
 創価の運動は、この「人類の希望」への壮大な挑戦である。だからこそ、マンデラ大統領も、私どもに絶大な信頼を寄せてくださっているのである。
 マンデラ大統領いわく「人間として、何もせず、何も言わず、不正に立ち向かわず、抑圧に抗議せず、また、自分たちにとってのよい社会、よい生活を追い求めずにいることは、不可能なのです」(『自由への長い道――ネルソン・マンデラ自伝(下)』東江一紀訳、日本放送出版協会刊)。
 まさに学会精神である。
 中部の若き後継の友が、「人間の尊厳」のために、毅然と胸を張り、頭を上げて、「人道」と「正義」の連帯をさらにはつらつと広げゆくことを、心から期待して、私のスピーチといたします。
 (中部文化会館)

1
12