Nichiren・Ikeda
Search & Study
肥満
余分の死亡が寿命を縮める
「健康対話」(池田大作全集第66巻)
前後
9 「牛乳を飲む人より配る人が健康」
森田 私の身近に″健康づくりのためにも″と、「聖教新聞」の配達員をすすんで引き受け、長年、続けておられる壮年の方がいます。早起きと適度な運動の持続で、少々肥満ぎみだった体も見事にひきしまり、健康診断の結果でも「実際の年齢より十歳は若い。健康体そのもの」と太鼓判を押されたと喜んでいらっしゃいました。
池田 尊い姿です。くれぐれも無事故で、長生きしていただきたい。西洋にも、「牛乳を飲む人より、牛乳を配達する人が健康である」とのことわざがあります。たんに体のことだけではなく、仏法を人々に伝えよう、人のために尽くそうという、その「心」が何より「健康」だと思います。
ガンジーも言っている。「他人への奉仕に生きるために食べるべきであり、自分の放縦(=気まま)のために生きてはならない」(『ガンジーの健康論』岡芙三子訳、編集工房ノア)
太っている、やせているという外見のことよりも、「人のために尽くそう」「そのために少しでも健康で長生きしよう」という心が大切だと思う。そこに仏法の眼から見た「ダイエット」の意味があるのではないでしょうか。