Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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ホイットマンの人間讃歌  

「私の人物観」(池田大作全集第21巻)

前後
9  その精神の光は、彼が逝って(一八九二年)八十六年、以前にも増して私の命の奥に輝いている。それは、生死一如の人生極限の道に迫り、怒濤の現実を生き、死をも包む愛情の光をみるからである。
 ――今「わたし自身の歌」の最後の部分が目に焼きついて離れない。
  わたしはわたしの好きな草から発芽するやうにと土にわたし自身を遺贈する、
  若し君たちが再びわたしに用があるならば、君たちの靴底の下でわたしを捜したまえ。
  君たちはわたしが誰れであるか、またわたしが意味するものは何であるかを知ることがあるまい、
  だが、そんなことは問題ではなくて、わたしは君たちに対してよい健康とならう、
  そして君たちの血液を浄めるものになり、またその力とならう。(前出、富田砕花訳)
 (ホイットマンの生涯については、「『ホイットマン詩集』白鳥省吾訳、彌生書房」の解説を参照)

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