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日蓮大聖人・池田大作

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不戦世界を目指して――ガンジー主義と現… ガンジー記念館記念講演

1992.2.11 「平和提言」「記念講演」(池田大作全集第2巻)

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24  最後に、ガンジーに「マハトマ(偉大なる魂)」との尊称を贈ったタゴールが、「人間」と「社会」と「宇宙」を貫く永遠なる生命の律動を見事に謳い上げた詩の一節を朗読させていただきます。
 「昼となく夜となく わたしの血管をながれる同じ生命の流れが、世界をつらぬいてながれ、律動的に鼓動をうちながら 躍動している。
 その同じ生命が 大地の塵のなかをかけめぐり、無数の草の葉のなかに歓びとなって萌え出で、木の葉や花々のざわめく波となってくだける。
 その同じ生命が 生と死の海の揺監のなかで、潮の満ち干につれて ゆられている。
 この生命の世界に触れると わたしの手足は輝きわたるかに思われる。そして、いまこの刹那にも、幾世代の生命の鼓動が わたしの血のなかに脈打っているという思いから、わたしの誇りは湧きおこる」
 (「ギタンジャリ」森本達雄訳、『タゴール著作集』1〈詩集I〉所収、第三文明社)と。
 ご清聴、ありがとうございました。
 (平成4年2月H日 インド、ガンジー記念館)

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