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日蓮大聖人・池田大作

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お隣・中国とどう付き合うか 正しき歴史観をもて

「青春対話」(池田大作全集第64巻)

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23  人間主義で世界と友好を結べ!
 池田 「国家主義」ではなく、「人間主義」で、全世界と友好を結ぶのです。友好を結ぶのが、いちばんの安全保障です。
 戸田先生は、「資源なき日本は、人材を資源にせよ」と言われた。
 優れた人材が各分野に育ち、世界に打って出て、その地、その国のために尽くしていく。そういう国を、どこだって、攻めるわけにはいかない。
 そのような、世界の民衆から尊敬され、称賛される国にならなければいけない。
 その舞台で活躍するために、今、諸君は頭脳を鍛え、体を鍛え、心を鍛えてもらいたいのです。
 ―― 友好のためにも「語学」が大事だと思います。九州高等部でも、中等部と合同で、十二月に「スピーチコンテスト」を予定しています。今回、「英語」に加えて、初めて「中国語」と「韓国語」の部門ができました。一人でも多くのメンバーが挑戦し、将来、友好の使者として活躍してくれることを祈っています。
 池田 中国にも、どんどん行ってもらいたい。そして、どこまでも「中国のために」「人民のために」尽くし抜く人が、たくさん出てもらいたい。そうなることが本当の日中友好です。そういう人がたくさん出てくれば、私は、どんなにうれしいか。
 日中の青年が手を取り合って、人民に尽くしゆく――そんな二十一世紀を、今は亡き周総理夫妻も、目を細めて喜んでくださることでしょう。

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