Nichiren・Ikeda
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勇気を出したい
正義を貫け! それが勇気
「青春対話」(池田大作全集第64巻)
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13 まず「一歩前へ!」――行動すれば必ず開ける
―― 思うのですが、信仰とは最大の勇気ということではないでしょうか。
池田 その通りです。さまざまな分野の勇者がいるが、いちばん多かったのは宗教の世界でしょう。とくにキリスト教の宣教師は、どんなに迫害されようが布教を続けた。教義は別にして、この生き方は、行動は、「勇者」と言えるでしょう。
仏法も勇気です。日蓮大聖人は、「日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず」――日蓮の弟子らは臆病であってはならない――と繰り返し、教えておられる。
信念のためには、いかなる迫害にも屈しない。それを「勇気」という。それが、人間としていちばん尊い生き方です。
その人は「勇者」という栄光の刻印を天から与えられるに違いない。永遠に「勇者」として、その名が刻まれていく。また自分自身が、歴史に、そう刻印をしていく。そして、人をも奮い立たせて「勇者」にしていく。その人がいちばん、偉い。その人は菩薩であり、仏です。
正しい信仰をもち、その信念のために行動する人が勇者なのです。自身の胸中に、大宇宙の根本のリズムを保っている「勇者の中の勇者」です。
その「一人」がいれば、「太陽」が昇るのです。自分の生活に。自分の家庭に。自分のクラスに。自分の社会に、国に、世界に。
だから諸君は、自分のなすべき課題に向かって、「まず一歩を踏み出せ!」と私は言いたいのです。