Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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関西本部幹部大会 革命精神燃やそう

1967.6.13 「池田大作全集」第3巻

前後
10  次に、五月三日の就任七周年の総会で申し上げましたごとく、これからの七年は、王仏冥合達成の、成否を決する重大な七年となります。このときにあたり、私どもは、さらに深く、広宣流布へのクサビを打ち込むために、折伏をしていくことを誓い合い、まさに、魔王、魔軍に対する折伏の大行進を開始したのであります。あの三十一年の参院選に、想像を絶する大勝利を収めることができたのは、その前提として、大折伏の戦いがあったればこそであります。これこそ、一切の建設、一切の前進は、折伏によってのみ開拓されていくことの、厳然たる実証であります。これが私の、関西に対して事実をもって示した指針であり、魂魄であります。この精神に立ち、この方程式を第一義として進むならば、必ずや王仏冥合の実現は、間違いないと信ずるのであります。(拍手)
 弁殿尼御前御書にいわく「貞当は十二年にやぶれぬ・将門は八年にかたふきぬ、第六天の魔王・十軍のいくさを・をこして・法華経の行者と生死海の海中にして同居穢土どうこえどを・とられじ・うばはんと・あらそう、日蓮其の身にあひあたりて大兵を・をこして二十余年なり、日蓮一度もしりぞく心なし」と。
 安倍貞当は奥州に兵をあげたが、十二年にして源頼義、義家によって破られた。平将門は関東に挙兵し八年にして藤原秀郷のために倒れています。これは世間の例であります。世間の実相は諸行無常であり、栄枯盛衰の流転の連続であります。妙法なき人生は一時は勝つとも、必ずまた敗れ去っていくのが道理なのであります。しかし仏法の世界においても、第六天の魔王と法華経の行者とのあいだに激烈な戦いが展開されております。しかして、日蓮大聖人は末法の御本仏としてご出現になり、大兵を起こして二十余年、少しも退くことなく、追撃の手をゆるめることなく、魔王、魔軍と戦ってきているとの仰せなのであります。
11  いま、日蓮正宗創価学会も同じであります。すでに日蓮大聖人はお一人であっても「大兵を・をこして」と仰せになっています。いまは、創価学会が日蓮大聖人のご遺命のままに、王仏冥合達成の法戦と、世界平和に向かって第二の七年のスタートを切ったことは、大兵のなかの大兵、まさに仏の大軍勢の出陣式なりと私は確信するものであります。もし、日蓮正宗創価学会が立たなければ、この世界、地上は第六天の魔王の支配するところとなり、第三次世界大戦が起こることも必至でありましょう。魔の蠢動がいたるところでみられることも事実であります。魔が勝つか、仏の軍勢が勝つか、所、仏法は勝負であります。いつ勃発するかも知れない第三次大戦の危機迫る今日、そしてさらにさらに妙法を渇仰する全民衆の心の奥底の激流を実感する今日「一度もしりぞく心なし」の御金言にかない、どこまでもどこまでも追撃の手をゆるめることなく、断固として魔軍を打ち破って、平和な花園の仏国土の建設をしてまいろうではありませんか。(拍手)
 どうか新しい決心、新しい目標、新しい希望をいだいて、いちだんと生命力を湧現し、一人一人があらゆる点で一歩前進されんことを心からお祈り申し上げて、私の話を終わります。(拍手)

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