Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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ロスアンゼルス・エチワンダ「恵日山妙法… 全米に幸福の風を

1967.4.16 「池田大作全集」第3巻

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4  なお、昨年十月、海外における創価学会の名称を「日蓮正宗」と改名したことについて、若干申し上げたいと思います。皆さんもご存知のとおり、創価学会は、事実上、日本の国の動向を左右するまでに偉大な発展をいたしました。そしで、日本の安泰のために、創価学会より、公明党の誕生をみました。このために、海外でも学会は政治活鋤をするのではないかという誤解をうけることのないように、また皆さん方の信心を、最もしやすくするために、先を見通しまして、日蓮正宗と名前を変えたしだいであります。
 日蓮正宗という名称になったといっても、創価学会は、日蓮正宗のなかに含まれておりますから、別に内容まで、変わったのではありません。信心のうえから申し上げれば、むしろ、同体異名であり、その精神は「不自惜身命、但説身無上道」の学会精神であり、なんら変わるところはありません。よき日蓮正宗の信徒として、信心第一に民衆救済の折伏精神を堅持し、人間革命の行学に励んでいただきたいことを、心からお願い申し上げるものであります。そして、大御本尊を根本に、広大無辺の光明に照らされて、この暗黒の世界情勢のなかにあって、私どもが先駆を切って、人類の黄金時代ともいうべき、新しい時代の幕を開いていきたいと思うのであります。(拍手)全人類が大聖人の子供であります。アメリカ人も、日本人も、欧州の人も、またアジアの人も、ソ連の人も、中国の人も、皆兄弟として、手をたずさえて、明るく、笑いながら、暮らしていける仏法民主主義の世界を築いていこうではありませんか。
5  この寺院の庭が非常に立派にできあがりました。この庭の整備の費用は、猊下ならびに随行でこられた御僧侶方が、これまでアメリカの地で御授戒をされたさいにうけられた御供養を、そっくり蓄積されて充ててくださったのであります。すなわち、約数千㌦をかけて、庭をつくりましたことを、ご報告申し上げます。(拍手)なお、二百人以上の同志の方が、石を運んだり、植樹をして、寺院の整備をしてくださったことに対しても、この席を借りて、厚く御礼申し上げるものであります。(拍手)
 猊下より記念品としまして、きょう参加した全員の皆さん方に、日蓮正宗のマークのはいった杯をしょうだいしております。のちほど、お渡しいたします。また、この式が終わったあとに、猊下を中心としまして、全員で記念撮影をすることになっております。私は、そのできあがった写真を皆さん方に一枚ずつ、さしあげることをもって、記念のおみやげとさせていただきます。(拍手)最後に宗門の興隆と同志の皆さんの、ますます、ご多幸であられんことをお祈りして、私の話とさせていただきます。

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