Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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千代田七百五十人会、千葉青年部、教育部… 確信の人こそ人生の勝利者

1986.9.23 「広布と人生を語る」第10巻

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15  現実の社会は、けっしてバラ色ではない。今は幸せでも、いつ苦悩へと変わっていくかわからない。まじめに誠実に生きようとすればするほど、苦しみや悲しみが多くなるのが、現代の社会である。また、老いや死は、だれ人もさけられない問題であるし、人生の苦悩も尽きることはない。
 しかし「南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり」である。そうした人生の苦悩と労苦のなかで、御本尊へ題目を唱えに唱えぬいていくとき、歓喜と幸福の境涯の土台が深く築かれていくことを確信していただきたい。ドロドロした五濁の世界にあって、確実に幸福の因を積むには、それしかないのである。
16  正法受持の人々への、いわれなき中傷の嵐は、いつの時代にあっても、吹くものだ。しかし、私どもは、”仏の使い”としての尊き使命をけっして忘れてはならない。いかなることがあっても、正法の「慈悲」の風を、時代と社会と人々に送っていけばよいのである。
 どうか、この地涌の勇者としての深い境涯と誉れある使命に生きぬいていただきたいと申し上げ、本日の話としたい。

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