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日蓮大聖人・池田大作

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群馬三大学会、婦人部香風会の合同結成式… 幸の人生開く強き信心の一念

1986.9.8 「広布と人生を語る」第10巻

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6  大聖人の御在世当時、千日尼が夫の阿仏房を佐渡から身延まで通わした真心を、大聖人は深く称讃されている。老齢でありながら、身延まで三度も訪れた阿仏房の求道心もさることながら、その陰にあって、夫を送り出し佐渡で待っている千日尼の純粋なる信心の一念を、大聖人はめでられているのである。ここに生命の一念の姿勢をなにより重視する、仏法の人間観の一端を拝することができよう。
 日夜、自行化他に励む皆さま方は、末法万年尽未来際への広布の先駆者である。ゆえに無理解な批判や侮辱を受けることがあるかもしれない。また三障四魔、三類の強敵が出現することも御聖訓に照らし、とうぜんであるといってよい。いかなることがあっても大切なのは、三大秘法の大御本尊に対する、揺るぎなき、強き信心の一念である。これが正法の根本であるからだ。つまり私どもは、ほんものの地涌の菩薩の眷属なのである。偽の地涌の菩薩はいつかわれわれの世界から消え去っていくにちがいない。
 私どもは御金言のままに生きぬき、戦い、人生を送っていることを最大の誇りとし、この妙法への強き「信」と「行」と「学」とによって、自身の生命を最大限に充実させながら、無限の福運と力をつけていきたい。そして悠々たる人間王者の境涯で、いっさいの逆風をのりこえ、生々世々、いずこにあっても楽しく遊戯していけるための今世の人生の劇でありたいものである。
7  群馬は着実に発展と向上の道を歩んでいる。どうか大きく胸を張って、朗らかに前進し、信心の世界のほんとうのすばらしさを満喫しつつ、崩れざる福徳を積みゆく一日一日を送ってほしい。そして第二期の群馬広布開拓をめざし、盤石なる「人材の王国」の伝統を築いていっていただきたい。
 最後に、第一回「群馬青年平和文化祭」の大成功を祝して、次の歌を贈
 らせていただく。
  人材の 王国築けと 文化祭
    若き将たる 君らの瞳に
  
  新しき 世紀の群馬の 広宣は
    遂に拓けり 五千の乱舞で

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