Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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鳳雛会20周年記念大会 信心はどこまでも峻厳に

1986.7.16 「広布と人生を語る」第9巻

前後
12  たとえば、芸の世界にも峻厳なる「師弟」がある。学問の世界にも厳しき師弟の関係があろう。その他、政界、経済界等、あらゆる世界に、それぞれの師弟があり、それぞれの峻厳な深さがある。先はど申し上げた『暖簾』の主人公と息子の関係も、一つの側面からいぇば、師弟の関係といえるかもしれない。
 かりに仏法と異なる世界において修業するとすれば、そこでは、いくら仏法を知る幹部であるといっても通用しない。その道を一から勉強し、修業していかねばならないのが道理である。
 反対に信心の世界は、世間の学歴とか、地位とか、財産等の次元と、おのずから違うわけである。信心には信心の世界の道があるのはとうぜんのことである。
13  新時代担う指導者に
 鳳雛会の皆さんは、私にとって、私以上に大切な広布の指導者であり、宝であり、いのちである。先ほど浅見男子部長は九州・霧島の研修道場で行われた鳳雛会結成十周年記念大会での私の諸君への期待にふれたが、学会の未来をすべて諸君に託したいとの気持ちは私の心からの叫びである。今もいささかも変わるものではない。
 どうか広宣流布の前進のために、創価学会の将来のために、一人ひとりがそれぞれ立派な広布の推進力となり、指導者となっていただきたい。苦難の道を切り拓きながら、信念の道を歩み通していただきたい。このことを申し上げて、今日の意義ある記念大会の私のスピーチとしたい。

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