Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「7・3」記念勤行会 「永遠の都」「永遠の平和」のために

1986.6.13 「広布と人生を語る」第9巻

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13  日本においても近年、多くの新宗教が現われているが、社会から遊離して、現実生活のなかに根づいていないのが実情である。
 これに対して、創価学会では、「一切の法は皆是れ仏法なり」の仰せに基づいて、信心即生活の実践を貫いてきたのである。一人ひとりが、職場、社会にあっても「みやづか仕官いを法華経とをぼしめせ」との御聖訓のままに、信心を根本として仕事をし、生活してきたのが、わが学会の伝統であった。
 宗教は、けっして社会から遊離し、孤立したものではない。また、現実からかけ離れたきらびやかな空想論を説いたものではない。私どもは、つねに”人間のなかへ””生活のなかへ””社会のなかへ””民衆の悩みのなかへ”と、仏法の正しい法に則りながら、確固たる現実に根をおろして進んできた。そのゆえに、崩れざる発展の歴史を築くことができたのである。これこそ、宗教の肝要であり、大慈大悲の大聖人の仏法のあり方である。とともに、学会精神の精髄であると私は信じたい。
14  どうか、皆さま方は”永遠なるわが信心と幸の城”をそれぞれご一家で築いていっていただきたい。そして、永遠なる法のうえに、すばらしき人生を築きつつ、私どもの住んでいる国土を「永遠に崩れざる都」となし、また価値あるものに、理想的なものへとめざしていかれるようお願いし、本日の私のお祝いの言葉とさせていただきたい。

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