Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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SGI十三か国・地域の合同研修会 各国の平和と栄光と繁栄の前進を

1986.4.4 「広布と人生を語る」第8巻

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3  皆さま方は、これからの末法万年尽未来際への永遠の広布の基礎をつくっていくべき先駆者であられる。礎は完壁にして盤石なものにしていかなければならない。ゆえに、この「仏法は道理」との正しき方軌を深く銘記していただきたいのである。
 要するに”朗らかな人生”を生きるための信心であっていただきたい。そのために”朗らかな信仰”を貫いていただきたい。”朗らかな布教”を実践していただきたい。とともに”朗らかな生活””朗らかな日々”を、希望に燃えて生きぬいていっていただきたいことを、私は心から念願したい。
4  一人また一人と確実な広布を
 世界には、キリスト教やイスラム教の信者が数多くいる。また共産主義の人も多い。一方、仏教にあっても、小乗教を信奉する人は東南アジアを中心に多いし、各宗派の人々の数も多い。そうした世界の他宗教の信徒の数と対比するとき、日蓮正宗創価学会の現状は、まだまだ小さな存在であるといわざるをえない。世界への妙法流布はこれからなのである。だからこそ、広布の洋々たる将来が、いよいよ楽しみなのである。
 たとえば、金持ちであるからといって、人生が楽しく、幸せとはかぎらない。死後もその財産をもっていくわけにはいかない。この世で富裕を誇示しても何にもならない。むしろ清貧の人のほうが将来に希望をもち、はつらつと生活し、幸せな場合があるものだ。
 それと同じように、日蓮正宗創価学会は、世界的にはまだ小さい存在かもしれない。しかし、日蓮大聖人の仏法は、仏教の根本中の根本法であり、日蓮正宗の大御本尊は、いっさいの根本であられる。ゆえに、御本尊を信奉する私どもの広布の未来は、広く、大きく開けていることを確信されたい。
 そのことは御書にも明確に説かれており、絶対にまちがいない。一人また一人と確実に広がりゆくのが正法の方程式であるからである。けっしてあせってはならない。あせると完壁な土台ができない場合が多いからだ。
 いまはわが胸中に三世にわたる揺るぎなき生命の宮殿を開きながら、一人また一人と、現実生活のなかで仏法の実証を示していくことが、未来永遠にわたる確実なる広布の土台を築いていることを忘れないでいただきたい。
 御本尊に唱題できることじたいが絶対的な幸福の証である。ここに生活万般にわたる勝利と前進、さらには洋々たる無限の未来を開いていく根本の因がある。皆さま方のご多幸を心から祈るとともに、各国の平和と栄光と繁栄を心から祈りたい。

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