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日蓮大聖人・池田大作

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筑豊支部結成25周年記念地区部長会 豊かを心の人生に幸

1985.2.24 「広布と人生を語る」第7巻

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7  大聖人は「一生が間・賢なりし人も一言に身をほろぼすにや」と仰せである。
 どんなに賢人といわれる人も、一言に身をほろぼす場合がある。功成り名を遂げても、わずかな振る舞いで、いっさいを無にしてしまうこともある。
 信心の世界にあっても同様なことがいえる。功徳を受けてすばらしい境涯となっていても、また、多くの人々の尊敬を受けて指導的立場に立っていても、いざというとき信心を崩してしまえば、すべての福運を消してしまうことになる。
 大事なことは、いざというときの一念の姿勢がどうであるかということである。
 一念というものは微妙である。世間のいわれなき中傷・非難、三障四魔の嵐の前に、信心の一念を揺るがせるようなことは、けっしてあってはならない。
8  筑豊の皆さま方は、嵐に耐え、すべてに勝利してきた信仰勇者であられる。私は心から皆さま方をたたえたい。
 どうか、人生の最後の総仕上げの時まで、深き信心と広布に生きぬいていただきたい。そして、多くの人々に慕われ、信頼される模範の存在となって、今世を飾っていただきたい。その人こそ真実の賢者であり、人間としての勝利者なのである。

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