Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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愛媛県代表者会 それぞれの分野で長者たれ

1985.2.3 「広布と人生を語る」第7巻

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4  宇宙空間には、目には見えないがさまざまな電波等の波が存在する。十界それぞれの生命の「我」は、大宇宙の十界の生命とつながって実在し、作用しあっている。
 この宇宙には畜生界の生命の“電波”もある。修羅界の“電波”もある。天界、地獄界の“電波”もある。そのなかにあって、御本尊に唱題しゆくとき、意識するとしないとにかかわらず、もったいなくも日蓮大聖人の御本仏の御生命と、われわれの生命の「我」が感応していけるのである。
 つまり譬喩品の「大白牛車」に乗るとは、直達正観の法理すなわち大御本尊に唱題し、仏界の生命を涌現していけることと拝せるのである。
5  愛媛の友はそれぞれの分野にあって、なんらかの“長者”であっていただきたい。
 ある人は“信心の長者”に、ある人は“経済の長者”となっていただきたい。また、麗しい和楽の家庭を築いた“家庭の長者”、職場で第一人者となった“職場の長者”、そして地域で輝く存在の“地域の長者”であってほしい。
 勉学を志している人は、その分野での“勉学の長者”に、また慈悲や包容力に満ちた“慈愛の長者”“包容力の長者”といわれる人等々、広布のあらゆる舞台にあって、一人ひとりが「われ長者なり」といえる、人生の総仕上げをお願いしたい。
 各分野に信心の“長者”ともいうべき第一人者が陸続と輩出しゆくところに、広布を志向する広範なる運動の展開がある。一人ひとりの成長、人間としての力と向上のなかに、広布の前進の縮図があり、広布を開くカギがあることを知っていただきたい。

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