Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「新宿の日」記念総会 社会貢献の健全なる自己を

1985.1.15 「広布と人生を語る」第7巻

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39  日蓮大聖人は、一切の法を生み、所作を生みゆく根本の「法」、すなわち「はたらかさず・つくろわず・もとの儘と云う義なり」の本体の法である南無妙法蓮華経を、御本尊として御図顕なされたのである。
 その御本尊に南無しゆくときに、御本尊の絶大な功力により、久遠の仏の生命を開かせていただき、いっさいの過去世からの因果の連鎖を、すべて超克、転換していけるわけである。
 ともあれ、大聖人の仏法は、今世で、この一生でいっさいの宿命転換をなし、生々世々、仏の境界につつまれながら、常楽我浄の生命の連続を生きていくことができると教えてくださっているのである。
 ゆえに、今世の信心において、多少の難があるとか、多少の宿命のために生活が苦しいとかということは、三世永遠からみるならば、あまりにも小さいものであると心得て精進していくべきである。小さい悩みに左右されることは愚かである。法を弘め、人を救わんとの大きな悩みに立った場合には、小さい悩みにとらわれ、流されることはない。そこに信心で鍛えられた幸の境涯が感得できるのである。
40  どうか東京の王者ともいうべき足立は、田中区本部長を中心に、永遠の歴史をきざみゆく広布の法戦へ、潔い精進をお願いしたい。
 そして「常勝の足立たれ」と念願し、私の話とさせていただく。

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