Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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墨田区懇談会 生涯、同志の誓い忘るを

1984.12.13 「広布と人生を語る」第6巻

前後
8  どこの世界でも裏切りということは、人間として最低である。その最低の姿を、仏法では「地獄」と説いている。
 すなわち、地獄の「地」とは最低という意義であり、最低の次元につながってしまうという意味のようである。
 きょう集った青年部の諸君も一生涯退転せず、見事に信心を貫いていただきたい。「一生涯信心しぬいた人がまことの信心である」ことを、けっして忘れてはならない。それには、世間の非難に屈してはならない。また、いかに自分の地位が有利になろうが不利になろうが、そうした浅い次元で地位の信心を流されてはならないのである。
 この正しき信心をしきった人こそ、三世十方の仏・菩薩、諸天善神に讃嘆される人である。さらに、三世を通暁なされている御本仏・日蓮大聖人に讃嘆され、永遠に御加護をうけられる人なのである。
9  世間というものは、ある意味では、残酷である。よいときは人がつくし、悪いときは人が離れる。猫の目がクルクル変わるようなものである。
 世間のことのみを気にして生きることは、あまりにもはかない。人生の行く末というのもは分からないものだ。永遠に変わらないのは妙法のみである。どこまでも妙法に生き、妙法とともに一生を貫きゆくことである。
 とくに、青年部の諸君は、広宣流布という大道を信心という正道をば、勇敢に歩みぬいていただきたいのである。御本尊を根本にし、日蓮大聖人の御遺命である広宣流布を推進しゆくなかに、この青春時代を築いていただきたいのである。
 青春時代の信心は、長き人生の総仕上げのための、盤石なる基礎をつくっていることを忘れてはならない。若き光景の諸君にとって、すばらしき青春の日々であるように心から切望したい。
 墨田区は、来年も区長を中心に、いちだんと盤石なる基礎を立派につくりあげていただきたい。そして「模範の墨田」と、多くの同志からいわれるようになってほしいとお願いして、私のあいさつとしたい。

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