Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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’83欧州夏季研修会 妙法の流布は人類の願望

1983.6.19 「広布と人生を語る」第5巻

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8  大聖人の仏法は、どこまでも「信」が根本である。その「信」が根本となって「行」「学」がある。「行」「学」はまた「信」を深め、推進しゆくものでなくてはならない。その「信」の具体的方軌は、おのずから行学に進みゆくことにあらわれるとともに、広宣流布の目標に、つねにみずみずしく進んでいく回転の力となっていくのである。
 「折伏・弘教」ができないと嘆く人がいるが、折伏・弘教は、経文に照らしても、けっして簡単なものではない。だからこそ、折伏には大功徳があるのである。大変でない修行はありえないのである。
 ただ、大切なことは、折伏・弘教に励んでいる人を心から尊敬し、心から讃嘆する一念があったとき、折伏・弘教の道は開けるものである。それは弘教こそ如来の使いの事の行為であるからである。
 また、自身のために折伏・弘教はなしゆくものである。ゆえにあくまでも誠実に確信をもち、心ひろびろと唱題をしながら、人をつつみゆく大きな慈愛の仏道修行であっていただきたい。
9  イタリアもイギリスも、ドイツもスペインなども、めざましい発展をしてきている。ヨーロッパの機軸の歴史をもったフランスのメンバーは、山崎議長を中心として、さらにその栄光の道を進んでほしい。理屈のみに流されて、根本的目標である信心を深化していくことをけっして忘れないでほしい。

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