Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「7・3」記念北海道幹部会 正義は必ず勝つとの誓い

1982.6.27 「広布と人生を語る」第3巻

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12  何か事件が起こると、かならず退転者、反逆者が出る。大なり小なり、どこの世界においても、そうであるかもしれない。
 日蓮大聖人御入滅の後、日興上人に師敵対した五老僧がいた。近くは、日達上人の御遷化の後に、御当代御法主日顕上人猊下に師敵対している正信会が出ている。
 在家にあっても、その姿はまた同じである。
 創価学会でも、初代会長の牧口先生が戦時中、治安維持法で逮捕されたときも、多くの人が退転している。戸田先生が亡くなったときも、そうであった。この大阪事件のときも、また同じである。
 信浅く、野心の心をもてる人が、一現象に惑わされて、世間の動向に迎合し、反動の心を起こしていくことは、三千年来の仏法の歴史にも明らかであるといってよい。
 これからの長い広布の潮流にあっても、大法清浄なるがゆえに、黒き卑劣な連中が蠢動することがあるかもしれない。しかし、けっして恐れてはならない。動じてもならない。正義はかならず勝つ−−正信の人には、かならず絶対なる諸天の加護があることを確信していかなければならない。
 いまだ、総じては謗法の世界である。仏と魔は相対立し同居するがゆえに、難のあるはまた必然といってよい。そのときこそ、勇猛心を奮い起こし、強い信力、行力で、はるかな未来をめざしながら敢然と戦っていただきたいのだ。
 社会の動向といもうのは順風のときも、逆風のときもある。人も同じである。そして学会も、また同じである。日蓮大聖人の仏法の信心とはいったい何かということを、身をもって勇敢に体得されんことを祈ってやまない。
13  この小樽の地は、東京の杉並支部と、まことに縁が深かった。その関係で、柏原ヤス氏、故北篠前会長、そして秋谷現会長とも縁が深い。残念ながら北篠前会長は去してしまった。いま、秋谷会長が、北篠前会長の遺志を継ぎ、卑劣な陰謀者と戦っている。ご縁のある皆さま方にも、おおいに声援をお願いしたい。
 北海道の皆さま方が、ますます福運につつまれ、すばらしき人生の大道を歩みゆかれんことを、心から念願し、七月三日を記念しての話とさせていただく。

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