Nichiren・Ikeda
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「創価鳳雛塾」の集い
平和と社会のための人材に
1982.3.20 「広布と人生を語る」第3巻
前後
6 風速四〇メートルの台風でも微動だにしない建物は堅牢である。また、激しい地震にあっても破壊されない建物も堅牢である。と同じように、最悪の状態の人生にあっても、悠然とすべてを乗り越えていける力をつけていくのが、この大聖人の信心なのである。「賢聖は罵詈して試みるなるべし」との御聖訓のとおりである。
厳しき社会にあって、広布の原動力となる人生を打ち立て、実証をつくっていってこそ、信仰者といえるのである。
わが人生を歩みゆく前途に、いかなる嵐があっても、広布のために、生活に確固たる根をはっていただきたい。偉大なる妙法であるがゆえに、強盛なる信心の君たちがいるところには、かならず功徳が証明されることを疑ってはならない。
最悪の事態をも乗り越えたという基盤のうえにこそ、広布の永遠性が築けるのである。ただ世間にほめられることを望んだり、甘えの環境にあったとしたら、一つの大難にあえば即座にすべてが壊滅してしまうであろう。
7 最後に、全員がそれぞれの志望する大学に進学していただきたい。また、やがては両親を海外に連れていってあげられるぐらいの親孝行の人であってほしい。
ともあれ、この正しき信仰を生涯貫きとおして、偏執のない全体人間として、立派な広布と社会の指導者になっていただきたいことを、私は心から願ってやまない。