Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

土浦文化会館開館三周年記念勤行会 迫害の嵐は正法正義の証

1982.2.12 「広布と人生を語る」第3巻

前後
4  大聖人の仏法は、一念三千の法門である。そこには五陰世間、衆生世間、国土世間がふくまれる。妙法を信受したてまつった、そのままの身が、生命が、その場で成仏する。そして他の衆生をも救っていける。その自身が居住する国土で、繁栄の実証を示していくのである。
 他の道、他の方法を才智をめぐらしながら考えるのではない。この厳しき現実生活のなかに仏法の正しさの証明と、仏法による人間苦の解決があることを忘れてはならない。
 死して多くの人から惜しまれる人であってほしい。そのために多くの人に妙法を教え、かつ多くの人につくしていただきたい。
 多くの人から、あの人によってこのように幸福になれた、あの人こそ人生の恩人であるといわれる信心の先輩に、そしてまた、つねに他の人たちの幸せを願う人生であっていただきたい。すなわち、つねに幸福を願う“結婚式”のごとき信心であり、人生であってほしいものだ。
5  最後に御書の一節を拝したい。
 「仏法はあながちに人の貴賤には依るべからず只経文を先きとすべし身の賤をもつて其の法を軽んずる事なかれ
 「此の魔王疫病の神の目にも見えずして人に付き候やうに古酒に人の酔い候如く国主父母妻子に付きて法華経の行者を嫉むべしと見えて候
 これからも、ねたみ多き人間社会にあって、これ以上うるわしくして生きがいのある集団はないという、土浦の郷土を築いていただきたい。

1
4