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日蓮大聖人・池田大作

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第一回秋田県青年部総会 広布の次代は青年に

1982.1.14 「広布と人生を語る」第3巻

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5  これだけ中傷、誹謗されながら、日本的、世界的に、多くの青年が大運動に挺身し、共鳴しているその根本をみるならば、大聖人の仏法がいかに偉大であり、深遠であるかの証左にはほかならない。ともかく、創価学会から離れてはならない。同志から離れてはならない。
 若いために、行き詰まりを感じることもあるだろうが、妙法の信心はすべてを打開し、けっして行き詰まることがない事の法門であることを確信していただきたい。
 私も、秋谷会長、青木副会長も、そして副会長、県長も、ほとんどが青年部の出身である。また、社会の多くの分野にも青年部が進出している。さらに、世界の広布の推進者も青年部の出身者が多い。
 しかし、私たちも五十代にはいった。諸君のように身も軽くなく、吸収力もない。「光陰矢の如し」のたとえもあり、また成住壊空の原理から、広布の次代は、すべて君たち青年部に託す以外にない。これから十年のあいだに、大きくその変化はあるにちがいない。
 ゆえに心して、勉強し、苦労し、みずからを鍛えあげていっていただきたいのだ。そして、広布を支える未来の大切な使命をもつ青年であるから、健康だけはつねに留意してほしい。
6  秋田の県民性は、まことに真面目である。発展途上県であるという人もいる。このなかから偉大な人が輩出していただきたい。愛する秋田を繁栄させていただきたい。山岡県青年部長、稲田県男子部長とともに歩んでいただきたい。しかし、二人とも東京出身である。早く、このなかから、リーダーが出てもらたいたい。
 ともあれ、これだけの青年が、秋田の地で活躍しているのであるから、なんでもできる。たがいに連携をとりあって、秋田の社会にすばらしい貢献をしていただきたい。
 秋田の青年部の諸君は、とくに教学を身につけてほしい。それぞれの社会にあって一流といわれる人は、かならずそれなりの、人の何倍もの苦労と研究をしている。いま、諸君も、庶民の哲学者として、この大仏法を深く行じ、学んでいくことが肝要であると思う。これが、最高の人間としての道であり、結局は、社会の勝利者になることができるからだ。このなかから、多くの教授や師範が出てほしいことを念願してやまない。
 最後に御書を拝したい。
 「修羅道とは止観の一に云く「若し其の心・念念に常に彼に勝らんことを欲し耐えざれば人を下し他を軽しめ己をたつとぶこととびの高く飛びて下視みおろすが如し而も外には仁・義・礼・智・信を掲げて下品の善心を起し阿修羅の道を行ずるなり」
 この御文を戒めとして、生涯、青年は最高善の広宣流布の道を歩んでいただきたい。

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