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日蓮大聖人・池田大作

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宗祖第七百御遠忌慶讃二百万登山終了奉告… 総本山外護に更をる赤誠を

1981.12.20 「広布と人生を語る」第2巻

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2  時あたかも本門戒壇の大御本尊、ならびに法灯連綿たる日蓮正宗の根本義たる唯授一人の血脈を否定せんとする愚人の徒輩が、狂い叫ぶように悪口雑言のかぎりをあびせておりますが、われらは、猊下の御指南を体して、ゆうゆうとそれらを乗り越えながら、広宣の誓いをはたし、もって歴史に厳と輝く青史をつくりあげたいと念願するものであります。
 日蓮大聖人の御一生は波乱万丈の崇高なる御一生であられました。いま、私どもは、涅槃経にある満身創痍になりながら覚徳比丘を守りし有徳王を鑑として、日顕上人猊下をお護り申し上げ、広布に立ちて波乱万丈の一生を飾りたいと願うものであります。
 思えば、私どもは立宗七百年の佳き年を迎えて、大折伏の法戦を開始し、いまここに、宗祖日蓮大聖人第七百御遠忌を迎えて、盛大に慶讃奉修させていただきましたことは、まことに不思議のなかの不思議であり、私どもの広布の使命はひとえに御仏意と拝したてまつり、この名誉とこの福徳のいかに崇高なるかを感ぜずにはいられません。仏縁あつき地涌の菩薩の眷属であると、感涙にむせぶものは私一人ではないと思うのであります。
 明年は奇しくも第二祖御開山日興上人、第三祖日目上人の第六百五十回遠忌慶讃の年にあたっております。日興上人の峻烈にして厳格な死身弘法の御精神は「未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事」との遺誠置文のなかに、脈々ととどめられております。
 さらに数十回におよぶ諌暁を敢行なされ、天奏の途上、美濃垂井の地で御入滅なされた日目上人の壮烈な折伏・弘教のお姿こそ、広布大願に進む私どもの魂と拝すべきであります。
 この両御上人の大法会も、盛大に奉修せられますよう、私どもは最大の赤誠をつくす決意でございます。
 最後に、御法主日顕上人祝下のいよいよの御健勝と、御宗門のますます御隆昌、そしてすべてのご参列の皆さま方のご多幸をお祈り申し上げ、お祝いのあいさつとさせていただきます。
3  広布への指針−海外編

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