Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第4回NSA信心懇談会 「仏種」を見事に育てあげよう

1981.3.8 「広布と人生を語る」第1巻

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7  御書に「月月・日日につより給へ・すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし」と仰せである。
 きょうよりはあす、今年よりは来年と、自己自身が進歩、生長することは大切な人生のあり方である。そのため日蓮大聖人は、この正しき御本尊に南無して、正しき信行学をもって、悔いなき最高の成仏への直道を歩みゆけ、と仰せである。すこしでも退する心、疑う心をもってすきをつくると、そこに不幸という嵐に、仏種を流されてしまい、後悔の涙を流すことになる。そのようなことは断じてあってはならないとの戒めである。
 ゆえに信心は、勇気をもって持続していくことが肝要である。たとえば、職場でも、その職務をおろそかにすれば人々におくれをとってしまう。研究者もスポーツマンも、すべてその道にあって、たゆむ心があればすきに乗じられ、本来の目的を逸してしまう場合がある。
8  なお、これからはとくに家庭指導、生活指導をとおしての「相談」が必要であると思う。独りになって、この大切な人生を思い悩ませていてはならない。それではかわいそうである。信心のこと、生活のことで困ったり、悩んでいる人がいたならば、先輩の方々はよく相談に応じてあげていただきたい。また、遠慮なく相談していただきたい。とくに悩み多きわれわれは、自分のつごうのよい答えを出してくれる人のところにのみ相談にゆきやすいものだ。そうではなくして、厳しくもあたたかく指導してくれる先輩を、一人でも二人でもかならずもたなければ損である。
 最後に、皆さま方とお約束したとおり、次回は六月におじゃましたいと思っている。すばらしい人生を一歩前進させるために、また、すばらしい一歩前進の信心をお願いして、懇談会を終わらせていただく。(マリブ・トレーニング・センター)

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