Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第2回メキシコ信心懇談会 信心で人生の盤石な基礎を

1981.3.6 「広布と人生を語る」第1巻

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7  日本出身の人は、因縁深くして、仏法を早く理解していたとしても、広宣流布という目標に向かっては、ともどもに共同作業として進んでいかなければならない。むしろ謙虚に現地の方々を守り、活躍しやすいようにしていくべきである。
 また、日本人は日本人だけで集合していくという習性があるが、これは現地の人に誤解されるおそれがある。あくまでも、その国、その社会に骨を埋めていく覚悟で、現地の人々と苦楽をともにしていっていただきたい。
 なお、日本のメンバーと、海外のメンバーの文通など、信心の激励をしあうことは自由である。しかし、信心以外のことについての深入りは禁物である。安易な交流になったり信心利用になって、本来の目的を失い、横道にそれていく場合もあるので、これはおたがいに十分注意していただきたい。
8  先日も申し上げたが、メキシコでも、今秋、宗祖第七百御遠忌慶讃登山のため総本山へ参詣されるとうかがっているが、私たちは、心からお待ちしたい。世界の阿仏房の先駆として、後世にその範を示していただきたい。
 すべての行動が仏道修行と思えば、身も心も軽い。私も一日一日を永遠にわたる生命の旅路として、本門戒壇の大御本尊に照らされて、すべて仏道修行と思っているから、愚痴はない。弁解もない。すばらしき信心の徒として、この世を思いきり生きたと念じている。
 皆さまも、どうか、かぎられたこの一生を、よき日蓮正宗の信徒として、それぞれの自己の使命を自身で決めながら、精進の一生であっていただきたい。(メキシコ・チャパラ)

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