Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第1回メキシコ信心懇談会 旭日の信仰、旭日の人生

1981.3.4 「広布と人生を語る」第1巻

前後
5  銀も磨かなければさびてしまう。この磨くことが、勤行・唱題にあたるのである。「受持即観心」が大聖人の仏法である。御本尊を受持して唱題に励み、磨きに磨いていくことによって、自己の生命活動が宇宙の法則に合致していくのである。
 宇宙の法則と自己の法則が合致していくことについて考えたい。
 三世諸仏総勘文教相廃立に、次のように仰せである。
 「弘決の六に云く「此の身の中に具さに天地に倣うことを知る頭のまどかなるは天にかたどり足の方なるは地にかたどると知り・身の内の空種うつろなるは即ち是れ虚空なり腹のあたたかなるは春夏にのっとり背の剛きは秋冬に法とり・四体は四時に法とり大節の十二は十二月に法とり小節の三百六十は三百六十日に法とり、鼻の息の出入は山沢渓谷の中の風に法とり口の息の出入は虚空の中の風に法とり眼は日月に法とり開閉は昼夜に法とり髪は星辰に法とり眉は北斗に法とり脈は江河に法とり骨は玉石に法とり皮肉は地土に法とり毛は叢林に法とり……」
 この御書は、南無妙法蓮華経を唱えていけば、宇宙のリズムに完全に合致していくという一つのわかりやすい教えである。
 ゆえに、ともかく観念や理論でなくして、自己自身が明快なる厳しき体得をしていくために、勇気ある唱題を実践してほしい。現実に深い信心の体得者になっていただきたい。すべては自分自身のためであり、自分自身の生活のためであるからだ。
6  この地にも、やがて皆さんのお力で、また私たちも応援しながら、いつの日か、メキシコの平和のために、広布のために、皆さま方のために、会館をつくれればと提案したい。(大拍手)
 皆さま方が、この秋、宗祖日蓮大聖人第七百御遠忌の総本山に、登山、参詣されるとうかがっている。心からお待ちしている。

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