Nichiren・Ikeda
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日墨親善記念勤行会
新しき二十周年の光めざして
1981.2.28 「広布と人生を語る」第1巻
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5 とくに日本の交流団の方々には、はるばると親善交流に来てくださって、ご苦労さまと申し上げたい。どこへ行っても、さすが学会の使節団であるとほめていただくことは、まことにうれしいかぎりである。
ただ、そこで大切なことは、私たちはその国へ行ったならば、その国の風習とか伝統とかを認識していく必要がある。たまに、旅行者が、その国の人々に大きな顰蹙を買っていることを耳にする。
たとえば日本の旅行者で、食事の時間に、水の入ったコップにナイフを入れてかきまわすなどする人がいるときくが、ヨーロッパにおいて、それはもっとも凶事を意味することであって、してはならないようである。また、メキシコにあっては、人を指さしてうんぬんすることは、最大に侮辱したことになり、日本人の品位を疑われる場合があるようだ。
6 どこの国でも同じであるが、メンバーが多くなり、組織が発展すると、かならず悪い人が出てくる。私たちは、信心純粋で強盛な人、正法を護持している善人をどこまでも大事にし、その信心と信心でつながった強靱な力をもって、そうした悪人を和合僧に入れないように、悪人を鋭く見破るように団結していきたいと思うがどうであろうか。(拍手)
また、功徳をおおいにうけて、総本山へ参詣していただきたい。日本のメンバーも、心から歓迎するにちがいない。(メキシコ会館)