Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第二回NSA信心懇談会 仏法の世界は純粋に、実直に

1981.2.17 「広布と人生を語る」第1巻

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5  幹部はけっして会員に対し、金銭上の迷惑をかけてはならない。自分の力で随力弘通していくことが日蓮大聖人の教えである。極限の苦境に遭遇したとしても、信心潔ければ、大御本尊の功力によって、かならずすべて解決していけることを、私は断言しておきたい。会員に気をつかわせたり、ごちそうになったりして、負担をかけてはならない。
 信心の世界では、金銭に関しては、すべて皆で納得のいく形で決めるべきである。余計な出費をかけることをしてはならないし、もし納得のいかないことがあれば、よく確かめ、けっして惑わされないでいただきたい。
 また幹部は、会員に対しては、あくまでも慈しみ、愛し、守り、希望をあたえ、自信をもたせていただきたい。それが幹部の幹部たるゆえんであるからだ。しかし組織がこれだけ大きくなると、幹部のなかには、すべての人が平等に御本尊の子供であるということを忘れ、メンバーを自分の配下のように考えてしまう場合がある。その考えはまちがいである。あくまでも根本の御本尊と、広布に活躍するメンバーに奉仕するのが幹部である。
6  これまでも、勤行を怠ったり、会員の方々に迷惑をかけた人のなかには、最後は行き詰まり、退転し、反逆し、和合僧の世界にいたたまれず去っていった人がいる。反対に、実直で、指導どおり信心即生活の実践をしていった人が、栄えある凱歌の人生を勝ちとっている。
 どうか色心ともに健康で、物心ともに豊かに、妙法の力、信心のカが、いかに偉大であるかということをしみじみと体得しながら、この人生を満喫しきっていただきたいことを願って、第二回の信心懇談会としたい。(マリブ・トレーニング・センター)

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