Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

アメリカ広布20周年記念シカゴ総会 教学の根本は「信」の一字

1980.10.12 「広布と人生を語る」第1巻

前後
7  しかも「行学は信心よりをこるべく候」と仰せのように、どこまでも教学の根本は「信」の一字である。「信」「行」を忘れての教学では、何の功徳もない。いな、才智におぼれ慢心にってしまう場合もある。信と行の推進のための教学があくまでも正しいのである。
 仏教説話に「修利槃特」の話がある。
 御書に「すり須梨はむどく槃特は三箇年に十四字を暗にせざりしかども仏に成りぬ提婆は六万蔵を暗にして無間に堕ちぬ・是れひとえに末代の今の世を表するなり」と仰せである。
 端的に現代流にいえば、たとえ学問がなくとも、信心の強い人は成仏できる。反対に最高学府を出たとしても、自己の増上漫があれば地獄に堕ちてしまう、との譬えである。教学を学ぶ根本姿勢は「信」の一字が最重要課題であることを断じて忘れてはならない。
8  なお、日蓮大聖人の御書を拝するにあたっては、あくまでも御法主日顕上人猊下の御説法を中心として、よくよく拝していかなければならない。唱題し、布教に励み、さらに教学を学び、日蓮正宗の教義がいかにすばらしいものであるかを体得していただきたいのである。
 世界には百数十の国がある。日蓮大聖人の仏法は一閻浮提の仏法である。ゆえに私は、これからも四十億の人類の待つ世界への仏法流布に奔走できればと思っている。とくに、アメリカの大地にはお約束したとおり、たびたびおじゃまさせていただく。そして、ともどもに大御本尊の御威光に照らされながら、悔いなき信心で生涯をかざっていきたいものである。(マダイナ公会堂) 

1
7