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全国会員の皆さまへ 聖教掲載

1979.4.25 「広布と人生を語る」第1巻

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4  さらに第三として、これは少し個人的なわがままになるかと思いますが、私自身も近年、仏法を基調とした平和と文化、教育の推進に微力ながらそそいでまいりました。この広宣流布の一次元の活動は、今後、日本のため、世界の平和のため、ぜひ、さらなる道を開いておきたいと念願しております。それには、時間的にも余裕をいただきたい。また、いっしょに活躍してきた、全国にわたる功労者のご家庭にも、激励やらお見舞いにうかがえればと願っております。そのほか執筆等も、自由にさせていただきたいと思っております。
 なお、このさい会長辞任とあわせて、私は二十二日、御法日達上人猊下に法華講総講頭の辞任を申し出ました。これは、近年、御宗門との関係で、皆さま方に多大なご心労をおかけし、御法主上人猊下のご宸襟を悩まし申し上げてきたことに対し、過去の経過のいっさいの責任をとらせていただくものであります。明二十六日には総本山に参詣し、御法主上人猊下に辞表を提出申し上げる予定であります。
 これに対し、もったいなくも御法主上人猊下よりは、その日に名誉総講頭の辞令をさしあげたいとのありがたいお言葉をたまわりました。これも猊下の深いご慈悲のたまものであり、なおいっそうご奉公させていただく覚悟であります。
 また、今後については、今回、最高教導会議の設置も決まり、御宗門の指導を十分にうけて協議願いながら、和合の道をつくっていくことになっておりますので、この点、よろしくご了解お願い申し上げます。
5  私の辞任にあたって率直な気持ちを述べさせていただきましたが、どうか皆さまにおかれましては、この私の気持ちをご理解していただきたいと念ずるものであります。
 新たに到来する八〇年代へ向かって、御宗門をはじめとし、社会、世界に、信頼と安定の創価学会をば、新会長を中心に立派にもり立てていただきたいことを、衷心よりお願い申し上げるものであります。
 以上、簡潔ではありますが、私の意思をそのまま述べさせていただきます。

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