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日蓮大聖人・池田大作

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高知研修道場開所1周年記念勤行会 功徳に満ちた家庭を築け

1978.12.7 「広布第二章の指針」第14巻

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10  功徳には冥益と顕益があるが、末法においては冥益が根本となる。目に見えないようであっても、あたかも水かさがひたひたと増すごとく、薫発され、熟して大福運の花を咲かすのである。それは、ちょうど草木や幼子の成長が、一日一日の姿には知覚されなくても、あとになって驚くほどの成育であったことを知らされるようなものだ。
 ゆえに、信心は長期の視点に立って、いかなることがあっても退することなく、十年、二十年、三十年と、粘り強く、地道にやり通していただきたい。
 その一つの証左として、生活を確立し、家庭を盤石にしてほしい。地域の人々もうらやむような健全な家庭、和楽の家庭、清潔な家庭を築いていただきたい。そうしたもっとも身近な一つひとつの実証じたいも立派な折伏に通ずるからだ。また、色心ともにふくよかな自分、安心できる一家になれば、その事実の姿が、多くの人に信仰者としての実証を示すことになる。
11  水の流れるような信心の基本は教学にある。どうか教学の研鑽に真剣に励んでいただきたい。青年部は当然として、とくに五十歳未満の壮年の方々には、強くそのことをお願いしておきたい。御書を全編拝読していこうというぐらいの気概で、真剣に教学に取り組むことを提案しておきたい。最後に、皆さん方が信心の道、幸せの道、名誉ある栄光の道、広宣流布の道を、勇気と希望をもって、ともどもに前進していかれんことを心より念願して、祝福のあいさつとさせていただく。

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