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日蓮大聖人・池田大作

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第225回6月度本部幹部会 ”第七の鐘”の総仕上げへ

1978.6.24 「広布第二章の指針」第13巻

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2  これからの時代を担う皆さん方は、ユーモアを忘れぬ幹部であっていただきたい。どんな場合でも、ユーモアは行き詰まりを打開する潤滑油ともなっていくものだ。
 しかしユーモアとふざけとは違う。真のユーモアは、人々にあたたかな人間性のぬくもりを与え、悠々たる境涯を開いていく力にもなっていくものである。結局、ユーモアは心の余裕から出てくるものだ。この意味からも、友人関係においても、職場においても、同志間においても、思いやりに満ちたあたたかなユーモアを忘れぬ生き方であってほしい。
 また大勢の人々の激励にあたる皆さん方は、日々さわやかな、健康そのものの諸法実相であっていただきたい。
 ”あの人に会うと元気が出る””あの人の激励をうけるとさわやかになる”等々、このように、だれからも慕われ、尊敬されゆく、賢明にして聡明な姿で接していくことこそ、時代相応の生き方であることを深く銘記していただきたい。
3  私は二十一世紀を”陽出ずる世紀”とうたった。どうか、この第二の”七つの鐘”を打ち鳴らすまで、全員が長寿であっていただきたい。そして、題目を唱えに唱え、人生を思いきり楽しく、文字どおり衆生所遊楽の人生であったといえるような生涯であっていただきたい。
4  第一線の幹部にとって、座談会の結集、個人指導における種々の問題との直面で、苦悩している場合もあるにちがいない。私自身も、そうした人たちの心を心として、可能なかぎり訪問指導をさせてもらっているしだいである。
 大事なことは、そうした第一線の人たちの苦悩を知らない幹部であってはならないということである。
 どうか皆さん方は、後輩の幹部が苦しまないよう価値的に行動し、また真心をこめて励ましていくよう心よりお願い申し上げ、本日の指導とさせていただく。

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