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日蓮大聖人・池田大作

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小岩会 報恩の信心でさらに前進

1978.3.30 「広布第二章の指針」第13巻

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2  信心だけは、時代がいかに変わっても、不動でなければならない。どんなに悪口雑言されようとも、大御本尊に南無し奉り境智冥合していくのが信心なのである。名聞名利を優先して、信心が従になるということは、まことの信心とはいえない。
 立場はどうあれ、徹底して御本尊に仕えぬく精神がまことの信心なのである。また、道理に反するような事態があったとしても、それは凡夫のいざこざであって、永遠性に徹した信心からみたならば小さなことである。
 後悔というものは、人間だれしもあるものだ。つねに反省していくところに進歩があるのである。率直に反省し、御本尊に唱題していくならば、かならずいかなる失敗も変毒為薬できる。御書にも「衆罪は霜露の如し」とあるとおりである。
3  「貧女の一灯」は有名な仏説である。嵐にすべての灯が消え去っても、信心の真心をこめて供養した貧女の一灯は消えることなく輝いていたという話である。
 これと同じく、われわれ同志は、いかなる暗黒と嵐があっても「信心の一灯」「福運の一灯」を掲げていくならば、その光を多くの同志や地域の人々に与えきっていかれることを確信されたい。
4  和泉副会長がきのう指導していた。そのとき、あることわざを引いて”犬は三日飼っても、その恩を三年忘れない。しかし猫は、三年飼っても三日しかもたない”という、おもしろい話をしていた。(笑い)
 われわれは人間である。信仰者である。無上宝聚・不求自得の御本尊を拝し奉るこの恩を、いかに返すかということを忘れてはならない。また、一切衆生の恩も忘れてはならない。
 仲良く朗らかに、総本山を外護し奉りながら、広宣流布の大道に向かって、さらにご奉公していきたいものである。

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