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日蓮大聖人・池田大作

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第5回各部代表懇親会 厳しき環境に自分を鍛えよ

1978.3.27 「広布第二章の指針」第13巻

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3  信心、信心といっても――信心即社会である。観念の信心はありえない。厳しき現実社会のなかで戦い、努力し、信頼をえていくことが大切となるのである。また、一切法皆是仏法であるから、現実社会のなかで最大最高の人智を尽くすべきことも当然の理である。
 たしかに信心は根本であり、強盛でなければならない。そのうえで現実生活にあっては、鋭く賢明な所作、行為であってほしい。
4  人間というものは、しょせん、強いようで弱いものである。生活環境をはじめ、その他すべての条件が満たされていくと、いつしか目的を見失い、堕落していくものである。ともかく堕落は容易であるが、建設は難事中の難事といってよい。
 広宣流布という大目的に生きるわれわれは、堕落してはならない。また、現在は安楽ではないとしても、環境の厳しさが自分を鍛えてくれる。そして、厳しさに耐えた現実の実践が、やがて将来に大きく福運の花と開いていくであろう。
 どうか諸君は、この崇高な広布の流れを永続させていくことを生涯の命題として、後継者らしくその方向を生みだしながら、確信をもって遂行にあたっていくようお願い申し上げ、本日の指導とさせていただく。

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