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日蓮大聖人・池田大作

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立川文化会館開館記念勤行会 人生究極の信心を厳然と

1977.12.23 「広布第二章の指針」第11巻

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4  各界の多くの識者が指摘しているとおり、いよいよ社会も、厳しい時代状況と直面したようである。
 しかし、おそれおおくも御本仏日蓮大聖人は、御年五十代で最大の難にあわれた。それでも厳然と、使命を果たしておられる。また、凡夫である牧口初代会長も、七十代で難にあわれた。
 これを思うとき、壮年部であるわれわれは、社会の総罰のうえからの波をうけるのは当然としながらも、絶対に自分自身には負けないという信念、すなわち人生究極の信心だけは貫くという厳然たる姿勢であっていただきたい。
 いかなる暗黒の社会であったとしても、信心強盛なる人、朗々と宇宙の法則に帰一した題目を唱えぬく人は、もはやそれ自体が仏界であることを銘記されたい。
 日蓮大聖人は、あの極寒の佐渡流罪においても、なお「喜悦はかりなし」と仰せになっている。その大聖人の末弟に連なる私どもは、いかなる逆境にあっても、そこから希望を生み出していく強盛なる祈りと信心によって”自分は信心で勝った”と雄々しくいいきれるような人生の総仕上げをしていっていただきたい。
5  最後に”地域の御書”について申し上げたい。
 現在、地域の教学運動を進める一環として、それぞれ自主的に”地域の御書”を決め、いちだんと活発に学習が進められていることは周知のとおりである。
 そこで第二東京本部としても、山崎副会長をはじめとする幹部首脳からの発案をうけて、私から提案したい。第二東京の御書は「当体義抄」と「諸法実相抄」としてはどうかと提案申し上げたいが、皆さんのお考えはどうでしょうか。(全員が賛同の挙手と拍手)それでは、正式に決定させていただきます。
 月々の御書学習会における教材もあるし、御書のどこを学ぶのも皆さん方の自由である。しかし、この二編の御書については、どの個所でも大丈夫、私にまかせなさい――といえるような学習運動を、地道に、着実に進めていっていただきたい。

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