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日蓮大聖人・池田大作

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第三東京壮年部勤行会 大Bこそ仏法の松下村塾

1977.2.3 「広布第二章の指針」第9巻

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2  もっとも崇高にして偉大なものは、もっとも地道にして堅実なことである。それは、太陽の運行に譬えられる。風雨の日も、また嵐のときも、着々と、そして悠然と、自らの軌道を進みながら、人類に多大の恩恵を与えゆく太陽――。
 ひるがえって、地域広布の最前線の拠点を担いゆくメンバーにおいても、いかなる風雪にあおうとも、勤行、唱題を確実に励行し、自らの生活を盤石に整えて、会員の幸せと安穏のために全力投球していく一人ひとりであってほしい。そこにこそ真実の”正義の人””栄光の人”としての生涯も築き上げられていくのである。
3  私は、まことに平凡なる人間ではあるが、いかなる大難にもひるまず、その矢面に立って戦うのも、大切な会員を守らんがためにほかならない。
 この全会員の無事安穏と福運の興隆のために徹しゆくことが、創価学会の歴代会長の根本精神である。
 会長の日々は、まさしく会員のために尽くしゆく”公務”に貫かれたものといってよい。そこが、まさしく会員のための会長であり、会長の兄弟、親戚である等は、まったく関係はなく、他教団に見られる世襲的な生き方とは本源的に異なる、創価学会の峻厳な師弟道のいき方である。
 御書に「信心の血脈無くんば法華経を持つとも無益なり」とある。これは成仏への案内人ともいうべき”学会指導”を活動の基盤にすえなければ、御本尊を持ったとしても、そこに真の人間革命、境涯革新の実現はありえないという重要な御文である。 
 われらの日常活動にあっては「御本尊根本」「御書第一」との根本路線にのっとって、その偉大なる仏力、法力を顕現させていくためにも、広宣流布の使命を担いゆく唯一の教団である学会の指導を堅持していくことが、もっとも肝要なことである。
4  創価学会の信心とは、どこまでも自分のため、法のため、先祖のため、子孫のためにある。その根本尊敬の当体である御本尊の功力はすべて平等であり、各人の仏道修行においては、つねに慢心と油断を排しつつ、御本仏日蓮大聖人、即御本尊と境智冥合しゆく日々を、堅実、地道に勇往邁進していくことが大切である。
 とくに地域、社会にあっても、あくまでも常識豊かに、後輩同志との信心の絆を固く結びゆく熱情が大事である。そのほとばしる生命の脈流こそ、福徳あふれる真実の人生行路をつつがなく全うしきっていける源泉であることを銘記して、明るく、さっそうと第二章の船出を開始していただきたい。(要旨)

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